| 題しらず | 読人知らず | |||
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"かすみていにし" はひとつの言葉のようにも見えるが、「かすみて往ぬ」という言葉があるわけではなく、意味としては「春霞かすみて/往にし雁がね」ということである。 「はるがすみ−かすみ」の 「かすみ」の繰り返しは、「かりがね」という似た二音を持つ言葉とも響き合っている。 「鳴くなる」という言葉を使った歌の一覧は 1071番の歌のページを参照。 この歌では 「春霞/秋霧」が一つの歌の中で詠まれているが、「春霞」と 「秋霧」が詠われている歌を一覧にしてみると次の通り。 |
| [春霞] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| [秋霧] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ( 2001/11/20 ) (改 2004/02/26 ) |
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