| 題しらず | 読人知らず | |||
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"衣かりがね 鳴く" の部分は 「衣を借りがねて泣く」と 「雁がねが鳴く」を掛けている。記憶には残りやすいかもしれないが、「夜が寒いので衣を借りようと思ったがそれができずに泣く」というのはやや強引なような気もする。また "夜を寒み" は、直後の駄洒落をまたいで、 "萩の下葉も うつろひにけり" にも掛かっていると見た方がよさそうである。 「萩」を詠った歌の一覧は 198番の歌のページを参照。 この歌の他に "なへに" という言葉を使った歌としては、次の三つの歌がある。 |
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| これをもう一度まとめておくと次の通り。 |
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| また 「夜を寒み」という言葉を使った歌としては他に 416番と 663番に二つの躬恒の歌がある。 「〜を+形容詞の語幹+み」というかたちを持った歌については 497番の歌のページを、また、「うつろふ」という言葉を使った歌の一覧については 45番の歌のページを参照。 |
| ( 2001/10/10 ) (改 2004/02/09 ) |
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