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 19首  
   藤原敏行 ふじはらのとしゆき
 
 
   生年   不明    没年   901年(昌泰 四)
 父   陸奥出羽按察使 藤原富士麿    母   紀名虎女

−− 年代考 −−
少内記となったのが三十代であるとすると、生れは 830年代か。没年に関しては 907年(延喜 七)という説もある。
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巻四  0169  秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる  秋歌上
巻四  0197  秋の夜の 明くるも知らず 鳴く虫は 我がごとものや かなしかるらむ  秋歌上
巻四  0218  秋萩の 花咲きにけり 高砂の 尾上の鹿は 今や鳴くらむ  秋歌上
巻四  0228  秋の野に 宿りはすべし 女郎花 名をむつまじみ 旅ならなくに  秋歌上
巻四  0239  なに人か 来て脱ぎかけし 藤ばかま 来る秋ごとに 野辺を匂はす  秋歌上
巻五  0257  白露の 色はひとつを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染むらむ  秋歌下
巻五  0269  久方の 雲の上にて 見る菊は 天つ星とぞ あやまたれける  秋歌下
巻五  0295  我がきつる 方も知られず くらぶ山 木ぎの木の葉の 散るとまがふに  秋歌下
巻十  0422  心から 花のしづくに そほちつつ うくひすとのみ 鳥の鳴くらむ  物名
巻十  0423  くべきほど 時すぎぬれや 待ちわびて 鳴くなる声の 人をとよむる  物名
巻十二  0558  恋わびて うちぬるなかに 行きかよふ 夢のただぢは うつつならなむ  恋歌二
巻十二  0559  住の江の 岸による浪 よるさへや 夢のかよひぢ 人目よぐらむ  恋歌二
巻十二  0578  我がごとく ものやかなしき 郭公 時ぞともなく 夜ただ鳴くらむ  恋歌二
巻十三  0617  つれづれの ながめにまさる 涙川 袖のみ濡れて あふよしもなし  恋歌三
巻十三  0639  明けぬとて かへる道には こきたれて 雨も涙も 降りそほちつつ  恋歌三
巻十七  0874  玉だれの こがめやいづら こよろぎの 磯の浪わけ 沖にいでにけり  雑歌上
巻十七  0903  老いぬとて などか我が身を せめきけむ 老いずは今日に あはましものか  雑歌上
巻十九  1013  いくばくの 田をつくればか 郭公 しでの田をさを 朝な朝な呼ぶ  雑体
巻二十  1100  ちはやぶる 賀茂のやしろの 姫小松 よろづ世ふとも 色はかはらじ  東歌

■ 詞書に名前が出てくる歌
巻十四  0705  かずかずに 思ひ思はず とひがたみ 身を知る雨は 降りぞまされる  恋歌四
巻十六  0833  寝ても見ゆ 寝でも見えけり おほかたは 空蝉の世ぞ 夢にはありける  哀傷歌

   
 866年  貞観 八  一月 少内記
 870年  貞観 十二  二月 大内記
 871年  貞観 十三  一月 蔵人
 873年  貞観 十五  一月 従五位下 出羽介
 八月 中務少輔
 874年  貞観 十六  一月 大宰少弐
 875年  貞観 十七  一月 図書頭
 878年  元慶 二  一月 因幡守
 879年  元慶 三  八月 右兵衛佐
 882年  元慶 六  一月 従五位上
 886年  仁和 二  六月 右近少将
 888年  仁和 四  一月 備前権介
 十一月 蔵人
 892年  寛平 四  一月 正五位下
 894年  寛平 六  二月 権中将
 895年  寛平 七  十月 蔵人頭
 896年  寛平 八  一月 従四位下
 897年  寛平 九  三月 近江権守
 七月 従四位上
 九月 右兵衛督
 901年  昌泰 四  没