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 14首  
   在原元方 ありはらのもとかた
 
 
   生年   不明    没年   不明
 父   在原棟梁    母   ?

 藤原国経の養子となった。

−− 年代考 −−
 103番に寛平御時后宮歌合(892年頃)の歌がある。当時二十代とすると、生れは860年代か。
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巻一  0001  年の内に 春はきにけり ひととせを 去年とや言はむ 今年とや言はむ  春歌上
巻二  0103  霞立つ 春の山辺は 遠けれど 吹きくる風は 花の香ぞする  春歌下
巻二  0130  惜しめども とどまらなくに 春霞 かへる道にし たちぬと思へば  春歌下
巻四  0195  秋の夜の 月の光し あかければ くらぶの山も 越えぬべらなり  秋歌上
巻四  0206  待つ人に あらぬものから 初雁の 今朝鳴く声の めづらしきかな  秋歌上
巻五  0261  雨降れど 露ももらじを 笠取りの 山はいかでか もみぢ染めけむ  秋歌下
巻六  0339  あらたまの 年の終りに なるごとに 雪も我が身も ふりまさりつつ  冬歌
巻十一  0473  音羽山 音に聞きつつ あふ坂の 関のこなたに 年をふるかな  恋歌一
巻十一  0474  立ち返り あはれとぞ思ふ よそにても 人に心を 沖つ白浪  恋歌一
巻十一  0480  たよりにも あらぬ思ひの あやしきは 心を人に つくるなりけり  恋歌一
巻十三  0626  あふことの なぎさにしよる 浪なれば うらみてのみぞ 立ち返りける  恋歌三
巻十三  0630  人はいさ 我はなき名の 惜しければ 昔も今も 知らずとを言はむ  恋歌三
巻十五  0751  久方の 天つ空にも すまなくに 人はよそにぞ 思ふべらなる  恋歌五
巻十九  1062  世の中は いかにくるしと 思ふらむ ここらの人に うらみらるれば  雑体