| 題しらず | 素性法師 | |||
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| 秋の風に山の木の葉の色が変わり散ってゆくのを見ると、人の心もどうなのかと思ってしまいます、という歌。 "秋" に「飽き」を、"木の葉" に 「言の葉」を添わせて、「最近言葉に誠意が感じられない」ということを言っているようにも思える。 781番の雲林院親王(=常康親王)の「うつりもゆくか 人の心の」という歌のせつなさに比べると語調に柔らかさが感じられる。素性が女性の立場で詠った歌であろう。 恋歌ではないが、「秋風にその色の変わった後の木の葉(=もみぢ葉)が散る」ということを詠ったものに次の読人知らずの歌がある。 「秋風」を詠った歌の一覧は 85番の歌のページを参照。 |
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| 「うつろふ」という言葉を使った歌については 45番の歌のページに一覧してあるが、次の小野小町と読人知らずの二つの 「人の心−花」の歌が並べて置かれているのは、「うつろふ」と 「散る」の関係ということから見ると興味深いものがある。 |
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| 「人の心」という言葉を使った歌の一覧については 651番の歌のページを参照。 |
| ( 2001/11/15 ) (改 2004/03/11 ) |
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