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       題しらず 読人知らず  
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   あしひきの  山郭公  我がごとや  君に恋ひつつ  いねがてにする
          
     
  • いねがて ・・・ 眠りづらい
  
ホトトギスも自分と同じなのか、あなたに恋焦がれて、眠れずに鳴いている、という歌。 536番の歌にも 「ゆふつけ鳥」を使った 「我がごとく 人や恋しき 音のみ鳴くらむ」というものがある。

  "君に恋ひつつ" の 「君」(作者にとっての恋の相手)をホトトギスが寝ずに鳴くことの理由から離して考える説もあるが、ここは 「ホトトギス、お前もあの人が恋しいのか」と詠っていると見た方がよさそうである。その方が、相手のことで頭がいっぱい、という雰囲気が伝わる。

  "いねがてに" という言葉は、「寝ね+がてに」で、「寝(い)ぬ」を使った歌の一覧は 767番の歌のページを、「がてに」という言葉を使った歌の一覧はに 75番の歌のページを参照。

 
( 2001/10/08 )   
(改 2004/02/15 )   
 
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