| 人のむまのはなむけにてよめる | 紀貫之 | |||
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| 詞書にある「むまのはなむけ」とは、旅立つ人を送ることで、もともとは 「馬の鼻向け」(旅立つ方向に馬の鼻を向けて安全を祈ること)から来ている言葉とされる。 目の前にいて別れを惜しんでいる時から恋しいものを、いなくなってしまった後はどんな心地がするだろう、ということを「白雲が立つー人が発つ」の掛詞を使って表わした歌である。非常に一般的な物言いだが、近くにかっこうの材料がある時は貫之の離別歌は次のようになる。 |
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| 「白雲」を使った歌の一覧は 30番の歌のページを参照。 |
| ( 2001/09/10 ) (改 2004/01/27 ) |
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