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       題しらず 読人知らず  
191   
   白雲に  羽うちかはし  飛ぶ雁の  数さへ見ゆる  秋の夜の月
          
     
  • 羽うちかはし ・・・ 羽を連ねて
  
白い雲に翼を連ねて飛んでゆく雁の数さえ見える秋の夜の月、ということで、「月に雁」という歌としては、もうこれ一つでいいのではないかと思えるほど姿の整った歌である。

  「白雲」を詠んだ歌の一覧は 30番の歌のページを、"羽うちかはし" で使われている接頭語 「うち」を使った言葉を含む歌の一覧については 12番の歌のページを参照。また、「さへ」を使った歌の一覧は 122番の歌のページを参照。

 
( 2001/12/03 )   
(改 2004/02/10 )   
 
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