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       題しらず 読人知らず  
1025   
   ありぬやと  こころみがてら  あひ見ねば  たはぶれにくき  までぞ恋しき
          
     
  • ありぬやと ・・・ 大丈夫だろうかと
  
逢わなくても平気だろうかと試しに逢わないでいたら、冗談にならないほど恋しかった、という歌。

  518番の読人知らずの歌に「あはずして いざこころみむ 恋ひや死ぬると」とあるのでやってみたら、という感じであろう。恋死ぬというまではいかないけれど、シャレにならないほどではあった、ということか。 "たはぶれにくき までぞ恋しき" という部分が、潰れたストローのような感じを受ける誹諧歌である。 「あひ見る」ということを詠った歌の一覧については 97番の歌のページを参照。

 
( 2001/11/26 )   
(改 2004/03/09 )   
 
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