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       題しらず 読人知らず  
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   世の中に  ふりぬるものは  津の国の  長柄の橋と  我となりけり
          
     
  • ふりぬる ・・・ 古くなった
  
世の中で古くなったものと言えば、津の国(=摂津の国)の長柄の橋と生きながらえている自分である、という歌。どちらも古ぼけて使えない、という自虐的なニュアンスが見える。

  「長柄の橋」は淀川にかかる橋で、この歌では老朽化した橋として、「人もかよはぬ」と 825番で詠われている「宇治橋」と似たイメージで使われているようである。 「古る」という言葉を使った歌の一覧については 248番の歌のページを参照。

 
( 2001/11/19 )   
(改 2004/02/25 )   
 
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