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       題しらず 読人知らず  
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   夕されば  人なき床を  うちはらひ  なげかむためと  なれる我が身か
          
     
  • 夕されば ・・・ 夕方になると
  
夕方になると、あなたの来ない床の塵を払い、嘆くための準備をするようになってしまったこの身です、という歌。

  "なげかむため" という部分が少しわかりづらいが、床を準備しながら嘆く役目、そういうことを仕事とする人になってしまった、という感じでもある。 「夕されば」という言葉を使った歌の一覧は 317番の歌のページを参照。 "うちはらひ" の「うち」という接頭語を使った歌の一覧については 12番の歌のページを参照。

 
( 2001/12/04 )   
(改 2004/01/23 )   
 
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