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       題しらず 読人知らず  
1041   
   我を思ふ  人を思はぬ  むくいにや  我が思ふ人の  我を思はぬ
          
        自分を思う人を自分が思わない報いだろうか、自分が思う人は自分を思わない、という歌。

  言っていることは単純で面白味がないが、字面としては 「思ふ」と 「思はぬ」の繰り返しが整っている歌ではある。 「むくい」を使った同じような読人知らずの歌が次に続いて置かれている。

 
1042   
   思ひけむ  人をぞ共に  思はまし  まさしや むくい   なかりけりやは
     

( 2001/11/19 )   
(改 2004/02/18 )   
 
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