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 5首  
   文屋康秀 ふんやのやすひで
 
 
   生年   不明    没年   不明
 父   縫殿助 文屋宗于    母   ?

文屋朝康の父。真名序では 「文琳」と書かれている。

−− 年代考 −−
8番と 445番の詞書から、二条の后・藤原高子が 「東宮の御息所」であった 869年(貞観 十一)から876年(貞観 十八)の間に五十歳前後とすると、生れは 820年代か。没年に関しては不明。
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巻一  0008  春の日の 光に当たる 我なれど かしらの雪と なるぞわびしき  春歌上
巻五  0249  吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐と言ふらむ  秋歌下
巻五  0250  草も木も 色かはれども わたつみの 浪の花にぞ 秋なかりける  秋歌下
巻十  0445  花の木に あらざらめども 咲きにけり ふりにしこの身 なる時もがな  物名
巻十六  0846  草深き 霞の谷に かげ隠し 照る日の暮れし 今日にやはあらぬ  哀傷歌

■ 詞書に名前が出てくる歌
巻十八  0938  わびぬれば 身を浮草の 根を絶えて さそふ水あらば いなむとぞ思ふ  雑歌下

   
 860年  貞観 二  三月 刑部中判事
 877年  元慶 元  一月 山城大掾
 879年  元慶 三  五月 縫殿助